お知らせ|9月7日(日)第8回柳川療育セミナー「こどものより良い発達を目指して」を開催しました

9月7日(日)第8回柳川療育セミナー「こどものより良い発達を目指して」を開催しました

2014年 10月01日 / お知らせ

 9月7日(日)、柳川療育センター主催による「第8回柳川療育セミナー」を、「こどものより良い発達を目指して」というテーマでグループ施設である専門学校柳川リハビリテーション学院にて開催しました。
障害児(者)の療育の向上を目指し毎年開催しているもので、今年で8回目となります。セミナーには、療育に関心を持つ医療や教育、保育、行政の関係者など約200名が参加しました。
 髙嶋幸男施設長の挨拶の後、まず国際医療福祉大学福岡保健医療学部講師の義田俊之先生が「こどものこころ、親のこころ、認知行動療法」をテーマに講演。学校や保護者との情報交換を積極的に行いながら連携を進めることで、子どもの生活環境を調整することを重視している点など、具体的な事例紹介や経験を話されました。

  

  ▲講演をする義田先生

 

 続いて、久留米大学小児科准教授の永光信一郎先生は「小児の心身症とその対応策」と題し、10年以上携わる中で経験した500例以上の症例の中から、小児心身症、小児精神医学の症例の診療や予後、併せて発達障害と睡眠の関係についてなどをわかりやすく話されました。

  

  ▲具体的な症例を交えてお話しをされる永光先生

 

 最後に、柳川療育センター・発達支援センター長の花井敏男先生が「乳幼児健診と発達障害」をテーマに講演し、発達障害の子どもへの対応と支援については「ちょっとしたことでも上手にほめることが子どもにとっては大切なこと」、「保護者、特に母親に対する支援が重要。そのためにも、発達障害は親の育て方の問題ではないことを、保護者はもちろん周囲の人に十分理解してもらう」といった点を強調しました。

  

  ▲「乳幼児健診と発達障害」をテーマに講演される花井先生

 

 総合討論では会場から講師に対して、障がいを持つ子どもへの具体的な接し方や、父親や学校の先生など、周囲の人のかかわり方などへの質問がありました。

  

  ▲総合討論では講師と参加者との質疑応答が積極的に行われた




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